天成園

天成園

宿泊年月:2022/4

お部屋:和室(7.5畳)

金額:33,000円程/2名※その他サービスに別途料金が発生

オプション:夕食・朝食付き

お花見をするために箱根湯本へ。しかし1泊2日いずれも雨となってしまい、あまり楽しめませんでした。

宿泊したのは箱根湯本駅からタクシーで5分足らずの場所にある天成園。天気が良ければ景色を楽しみながら歩いていくことも可能。(大雨でも歩いている人もいた)ホテルの目の前には天成園が管理しているのであろうコンビニがあり、品揃えは一般的なコンビニと比べると良くないものの、飲料、お菓子などはコンビニ価格で購入できます。ホテルの裏には神社や2つの滝もあり、利用客でなくとも自由に散策できます。広くはありませんが、鯉アヒルがいたり、綺麗なお庭でとても癒されます。

宿泊したのは日曜日だったため、悪天候とはいえ日帰り入浴客も含め、館内はとても賑わっていました。チェックインカウンターは日帰りと宿泊用とで分かれていました。家族大勢で旅行に来ている人たちが多く、子供連れ5割、カップル・友人同士など少人数のグループ5割、という感じ。フロント周りにはクレーンゲームなどもたくさんあり、これぞ温泉街の大型ホテルだと思いました。下足は玄関すぐのロッカーに保管し、館内は裸足か靴下で歩きます。少し外に出る時用にサンダルが用意されています。

チェックイン後、部屋着兼館内着として着用する浴衣が選べます。帯はバスタオルなどのセットとともに入っているので、そちらも持って客室へ。

ツインの洋室を予約したつもりが、私のミスで和室を予約していたことが発覚。布団で寝ることには慣れませんが、ベッドが部屋を占拠していないので広く感じました。マットレスは西川のもので、初めて使いましたがボコボコしているのに寝やすい。旧モデルか業者用なのか、調べても出てきませんでしたが、同じようなタイプのものは販売されているので購入を検討しています。窓の外はホテルの正面側で、川が流れていました。壁は薄く、隣の部屋はいなかったのか音は聞こえませんでしたが、廊下を走る子どもたちの声が室内まで響いてきました。

大浴場と貸切風呂があるため、一番安いタイプの部屋にはバスタブ、シャワールームなし。その分洗面台が使いやすかったです。アメニティとしては歯ブラシやカミソリなどスタンダードなもののみ。しかし化粧水、乳液、洗顔料のボトルなどが完備されており助かりました。ドライヤーは日立のイオンケア。小型で出力が弱めです。大浴場にはメーカーは失念しましたが、強力なドライヤーがありました。

夕食・朝食共にビュッフェスタイル。夕食は遅い時間からを予約したため、大人の客が多く、比較的落ち着いて食事が取れました。品数は感動するほど多くはなく、ビュッフェのためだけに訪れたいとは思いませんでしたが、ライブキッチンではステーキを焼いていて、そのステーキが思った以上に柔らかく驚きました。

貸切風呂は1時間2,000円で予約制。源泉掛け流しの温泉をプライベート空間で楽しめ、窓を開ければ半露天風呂状態になります。天候次第では外気浴もできると思いますが、椅子などは用意されていません。バスタブは小さく、大人2人が限界で2人で足を伸ばすのは難しいくらいの大きさ。昔の一軒家の風呂釜のようなサイズです。貸切風呂は10部屋以上用意されていますが、各個室にトイレがあるのが便利です。脱衣所には洗面台もあります。

大浴場には日帰り入浴客がいない時間帯を狙って朝6時に行きましたが、20人程度の先客がいました。しかし内風呂も露天風呂もとても広く、洗い場も何十ブースもあるので混雑している感は感じませんでした。ただ、やはり休日の昼間などは避けた方がリラックスできると思います。更衣室の入口に化粧水などの個包装サンプルがありました。洗面台にもドライヤー、くるくるドライヤー(正式名称わかりません)、ヘアミストや化粧水等が設置。サウナはドライサウナとミストサウナがあり、ドライサウナの方は外から見た限りこのご時世でも6人くらいは一気に不快感なく利用できる広さ。家族連れが多い宿なのでサウナは誰も利用していませんでした。露天風呂は一部に屋根も付いており、雨天でも利用できます。景色が良さそうでしたが、コンタクトを入れていなかったので何も見えませんでした。

朝食もビュッフェスタイル。入るとすぐに海鮮コーナーがあり、海鮮丼を作れる、と書いてありますが、白米は設置されておらず、離れた場所まで取りに行かなければいけませんでした。いくらも食べ放題でしたが、醤油の味が私にはちょうどよく、特に白米に合いました。パンケーキとフレンチトースト、目玉焼きはライブキッチンで作られていました。品数も朝食としてはしっかりとあり、夕食ビュッフェより満足度が高く感じました。

チェックイン・チェックアウト時以外にも何回か用がありフロントを訪れましたが、スタッフはいずれも機械的ではなく気持ちの良い接客。高級ホテルのように堅くもなく、フランクな感じでした。

宿泊してみての感想としては、低価格で、温泉目当てで宿泊するにぴったりのホテル。館内どこでも裸足で移動できるのも個人的に楽でした。(潔癖な方はむしろ嫌だと思います)ビュッフェ台の近くで何かむにゅっとしたものを踏んでしまった時だけ最悪な気分でした。湯上がりのアイスや乳酸菌飲料、各階のフリースペースに設置されているお茶等のサーバーなどサービスもありましたが、製氷機がなくわざわざコンビニまで買いに行かなければいけない、その上冷凍庫もない、マッサージチェアやコーヒーメーカーが有料、利用客の数に対してエレベーターが足りていない、など不便な点もありました。特にエレベーターは大浴場に行けるものが2台しかなく、日帰り客もいるため、時間帯によっては全然来なかったり乗れなかったりで困りました。客数が多いため、静かにリラックスすることはできませんでした。ただ、日によっては2食付きで1人15,000円程と安いため、閑散期の利用であればまたしたいと思いました。


リッチモンドホテル浅草

リッチモンドホテル浅草

宿泊年月:2022/3

お部屋:ダブルルーム

金額:7,500円程/2名

オプション:なし

ホッピー通りにあって、浅草観光をするのにぴったりな場所。銀座線や都営線の浅草駅からは少し歩きます。チェックインの際は部屋にないアメニティの化粧水や乳液、クレンジングオイル、洗顔、シートマスク、入浴剤などをフロントでもらえます(もしかしたら女性だけかもしれませんが)。部屋に上がる際もスタッフの方がエレベーターを待機させておいてくださる高待遇。もちろん忙しくない時だけだと思います。

お部屋は至って普通のビジネスホテルサイズ。ダブルベッドの両サイドに充電できるコンセントがありました。ペットボトルのお水も2本サービス。周りに宿泊客がいなかったようなので終始静かでしたが、その分壁の厚さなとはわからず。

今回、バスルームを一切使わなかったので、歯磨きブラシ以外のアメニティなどのことは不明です。

宿泊してみての感想としては、安価で浅草観光するために泊まるのであれば最適。朝食などをつけなくても、近くで十分楽しめます。他のビシネスホテルとの違いが全くなかったので、値段次第だと思いました。

ドーミーインPremium東京小伝馬町

ドーミーインPremium 東京小伝馬町

宿泊年月:2022/3

お部屋:ダブルルーム

金額:7,500円程/1名

オプション:朝食付き

前々から宿泊したいと思っていた小伝馬町のドーミーインに宿泊しました。金曜日の夜の宿泊ですが、朝食付き7,500円は最近の最低ラインの価格です。

16時過ぎにチェックイン。サービスの1つ目として、缶ビール(発泡酒)、ハイボール、レモンサワー、お茶の中から1本いただけます。アルコールが飲めない人向けにはお茶1種類しかないのであまり有り難みを感じませんが、ビジネスホテルなので仕事終わりに飲まれる方も多いのでしょう。

シングルルームで予約をしていましたが、空いているということでダブルルームに変更、またチェックアウトも通常より1時間遅く、12時に変更していただけました。部屋は低層階のため、カーテンを開けると目の前の会社から丸見え(だと思います)。レースカーテンの状態で、着替えのため全裸になってしまった時は慌てました(笑) 部屋のサイズは一般的なビジホと変わらず。ダブルなので少しゆったりしています。また、部屋の扉を開けると、洗面台、バスルームがあり、もう一枚の扉の向こうにベッドルーム、という作りになっているのはとても快適です。その扉のおかげもあり、廊下の音はだいぶシャットアウトされます。それでも清掃などが始まると音が聞こえましたが、足音や鍵の開閉音は聞こえませんでした。壁も思ったより厚めと思われます。

2つ目のサービスとして、冷蔵庫の中に無料のお水だけでなく、フルーツが入っていました。おそらく日によって変わりそうですが、この日はグレープフルーツとぶどうでした。冷蔵庫は狭めなので、大きなお弁当などは入りそうにありません。

バスルームはシャワーブースのみ。トイレとはセミセパレートです。ドライヤーはなんとPanasonicのナノイーでした。やはり風圧が違います。髪もすぐ乾きます。アメニティは大浴場に置いてあるためか、本当に最低限。歯ブラシ、カミソリ、ブラシ、綿棒程度だったと思います。

部屋のテレビで、大浴場、ランドリー、お食事処の混雑状況をチェックすることができます。やはり人気のビジネスホテルだけあり、大浴場などは常に少々混雑気味。混雑回避の狙いは夕食の時間帯だと思われます。ビジホですが家族利用もあるので少々注意したいと思いました。

自動販売機、製氷機、電子レンジは上層階に3箇所ほど設置されています。3階の部屋だったので、少しだけ不便でした。

女性用大浴場は小さめ。内風呂が1つと露天風呂が1つ。どれも他人と一緒に入浴するなら3、4人が精神的に限界かな、と思うサイズです。サウナ室と1名用の水風呂もあります。深夜、早朝共に何人かの利用客がいて、1人になるタイミングはありませんでしたが、混雑時でなければ気になる程ではありません。サウナ室は外から見た限り狭く、2人しか入室出来なさそうです。露天風呂にはレモンが浮かんでおり、爽やかな香りに癒されました。露天風呂のスペースには外気浴用の椅子も用意されています。脱衣所のロッカーはそれなりに数がありますが、洗面台は3つしかなく、混雑時はドライヤーの使用を待機する必要がありそう。(部屋と同じドライヤーです) クレンジング、化粧水、乳液は用意されています。脱衣所に給水器が置いてあったのは助かりました。

3つ目のサービスとして、大浴場の外に夜はアイス、朝はヤクルトが置いてあります。1人各1つのサービスです。こういうの、毎回大量にくすねていく、卑しい客を見かけます。馬鹿にした顔で睨みつけてやります。その他マッサージ2台の設置、マンガも備えられていました。マッサージ機は「無重力モード」が不思議な感覚でおすすめです。

4つ目のサービスは夜間の「夜鳴きそば(ラーメン)」の提供です。お食事処で食べることも、部屋に持ち帰ることもできます。時間も3時間程あるので、どの時間でも混雑しすぎることはなく食べられるかと思います。味はあっさりとした醤油味。具材は海苔とメンマ。カップラーメン以上、お店のラーメン以下、というくらいの「ちょうど良さ」です。半玉なので夜ご飯を食べた後でもいただけます。

ドーミーイン楽しみはなんと言っても朝食ビュッフェ。それぞれの施設でこだわりも異なりますが、小伝馬町の特徴は「いくら食べ放題」と「濃い味の肉豆腐」です。お米は白米と酢飯が用意されているので、いくら丼が作れます。海鮮は他にサーモンと甘エビがありました。いくらは塩気が少々強く、ご飯の量を考えずに贅沢に取りすぎてしまうと若干つらいです。メインは上記のため、品数は多くはありませんが、どれも満足できる味。私はしていませんが、おかずメニューをほとんど制覇するのも難しくはないかもしれません。6時半過ぎに行ったためお食事処は空いていましたが、時間によっては入場待ちの可能性もあるそうです。このご時世、感染対策を過度に気にしない人でも、見知らぬ他人とぎゅうぎゅうで食事を取りたくはないでしょうから、早めの時間に入場するのが良いと思います。テレビも何台か設置されています。なお、一番美味しかったのはデザートの生チョコでした。

朝食を終えてもチェックアウトまで4時間以上時間があったため、とてものんびり過ごせました。大浴場は朝の10時までの解放なので、朝風呂は注意が必要です。

宿泊してみての感想としては、ビジネス/プライベート問わず、何かしらの都合で外泊が必要となった際は絶対に使いたいホテル。ただリラックスしたい、というのが目的であれば、価格が安い日に行くに限ります。人気ホテルのため、価格も10,000円程になる日もありますが、そうなると大浴場や朝食時の混雑でリラックスとは程遠い感じになるので避けたいです。ドーミーインは都内だけでも他にもたくさんあり、中には天然温泉のホテルもあるので、また別館をチャレンジ予定です。

ホテルモントレ赤坂

テルモントレ赤坂

宿泊年月:2022/2

お部屋:スタンダードダブル

金額:6,200円/1名

オプション:朝食付き

平日、チェックアウト後にそのまま出勤できるよう、会社から近いホテルを予約しました。前々日に予約し、朝食付きでもとてもお得に予約できました。赤坂見附駅の出口からホテルまでは徒歩5、6分程ですが、緩い登り坂なのと、向かい風のビル風が大変強く、ホテルまでの道が永遠に感じました(笑)

チェックイン時のロビーは私を含め数組の宿泊客がおり、ちょっとガヤガヤしていました。フロントの方の案内は、数千円台から泊まれるホテルとは思えないほど丁寧。シングルのお部屋を予約しましたが、空いているとのことでダブルのお部屋に通してもらいました。

混雑時のロビーやレストランを除けば館内はとても静か。何より、こういうのが好きな人はテンションがあがるであろう、ロンドンのタウンハウスをイメージした内装。ロビーがとても綺麗でオシャレです。2階には朝食会場のレストランとお手洗い、喫煙所、自販機がありました。

お部屋はダブルにしていただけたので思ったより狭くは感じない、一人で十分くつろげる広さ。しかしデスク以外のサイドテーブル等はありません。部屋の奥にクローゼットがあり、服をかけたり少量の荷物を収納することができます。パジャマはサイズ違いが2種類用意されていて、気遣いを感じました。その他、室内には部屋のサイズに合った小さめのテレビと冷蔵庫、ケトルが備え付け。無料のお水が2本。コーヒーや緑茶だけでなく、紅茶のティーバッグもありました。ベッドのヘッドボードに充電用コンセントの差し込みがあります。加湿空気清浄機はありましたが、衛生上の理由で水が入っておらず、ちょうど壁とデスクの間に綺麗に収納されてタンクを取るのが面倒。タンクを手前に横向きに置いてくれたら良いのだけど。

お部屋は9階で、窓の外は隣のビルだったので、外の音などは聞こえません。しかしおそらく隣の部屋の宿泊客がドアを開け閉めする際の音と振動が響いてきたので、壁は薄め。隣の部屋がわいわいしている場合は少し辛いかもしれません。

バスルームは3点ユニットバス。壁が全面ブラウン。古さを感じますが、清潔で逆にオシャレです。バスタブは165cmの私が足をギリギリ伸ばせるか伸ばせないかくらいで大きくはありません。アメニティは最低限の歯ブラシ、ヘアブラシ、コットンと綿棒、カミソリ、ヘアクリップ。体を洗うタオルがありました。ドライヤーはPanasonicのイオニティ。定番です。

朝食はビュッフェ。品数は少なく、チェーン展開されているようなビジネスホテルの朝食より簡素に思えました。和洋取り揃えられていますが、特に洋食メニューはだいぶ少なめ。ただし、利用客がとても少なく思えたので、食品ロスのことも考えると仕方がないのかもしれません。味は特筆することがありません。観光や休暇で宿泊する場合は、素泊まりにして近くのカフェで朝食を取った方が、半額以下で美味しい物が食べられるはずです。コーヒーメーカーで作れるコーヒー、カフェオレ、ココア等はお部屋へテイクアウト可能でした。

宿泊してみての感想としては、接客スタッフさんの対応はとても丁寧で気持ちよく宿泊できるが、館内が写真映えすることを除いて室内等はビジネスホテルレベル、朝食はそれ以下。という感じです。他のホテルより駅からの距離もあり、利便性も低め。赤坂周辺に宿泊する際、価格によっては宿泊の候補に入れても良いと思いました。

ラビスタ富士河口湖

ラビスタ富士河口湖

宿泊年月:2022/2

お部屋:ローズダブル

金額:35,000円程/2名※夕食時のドリンク代が別途発生

オプション:夕食・朝食付き

いつものお安いビジネスホテル・シティホテルを離れて山梨県河口湖のリゾートホテルに宿泊しました。(奮発した!)

人気のホテルですが、コロナ禍ということ、また金曜日の夜に宿泊したため、宿泊客は少なめなように感じました。

ホテルの魅力はほぼ全室に富士山が見えるビューバスがついていること。そして温泉もあります。1泊では物足りないほどのホテルです。

私たちは一番安い(お決まり)ローズダブルのお部屋に宿泊しましたが、富士山と河口湖が一望できる露天風呂付きで大満足。しかし一番お安いお部屋ですから、シャワーは屋外(露天風呂の横)にしかなく、真冬にシャンプーなどしようものなら凍死してしまうであろう造りです。外は夜にマイナス○度になるような地域ですが、熱めのお湯を張ることができる露天風呂なため、入浴中は寒くありません。何日も前から他の宿泊者の写真などをインスタで漁っていましたが、写真で見るより実際に見たほうが部屋から見える富士山は大きく、迫力があります。

部屋にはダブルベッドが1台。部屋の広さはビジネスホテル並みですが、洗面台と別に、部屋の中にシンクがあったり、リモコンで操作できるレプリカの暖炉があったりとリゾートホテル感を感じることができました。

お風呂は大浴場の他に、4つの貸切風呂と1つの岩盤浴があり、予約も不要で空いていればいつでも入浴できます。4種中、3つのお風呂は温泉です。天然温泉と記載はありますが、こだわりがあるわけではないのか、泉質の説明や効果効能は大きく謳っておらず、お湯の匂いや色、感触も沸かし湯と変わらない感じ。ただ、沸かし湯とは比べ物にならないくらい体はポカポカします。3つの貸切風呂(温泉)に入りましたが温度は高め。しかし窓を開けて半露天状態にすることができるため、上手く利用してのぼせないようにできました。(※窓を開けると別館の上層階のお部屋から丸見えなため、位置や開ける幅は注意が必要です。)予約制ではありませんが、どの時間帯に行ってもどこかしらのお風呂は空いていて楽しめました。注意点としては、貸切風呂にはボディソープしか置いていないため、シャワールームが無い部屋に宿泊していて、大浴場を利用できない人の場合は、シャンプーを持ち込む必要があります。ちなみにボディソープが香水のような好きすぎる香りで、売店で買うかすごく悩みました。

大浴場はシャンプーをするため早朝5時半に訪れましたが、サウナと水風呂、そして外気浴もできる露天風呂もあるためサウナ好きにも良さげ。私はサウナが苦手なので利用しませんでしたが...。大浴場の露天風呂は3、4人で利用できる大きさのジャグジーと、1人用の窪み(?)が3つ。立てば富士山が見えるのですが、お湯に浸かってしまうと目隠し用の樹木の壁で見えなくなってしまいそうでした。侵入者(虫)用の網が置いてあるのも可愛かったです。きっと田舎の露天風呂あるあるですね。

夕食は地元産野菜なども使用したフレンチのコース。お腹の病気で少食な私には十分すぎる量で、パンは初めに2ついただきましたが、1つは連れに食べてもらいました。5種の前菜、スープ、魚料理、肉料理、チーズの盛り合わせとデザート。よほどの大食いでなければお腹も膨らむ量だと思いますが、余裕がある人は炊き込みご飯とお味噌汁もいただけます。お野菜は美味しく感じましたが、料理の味はどれも平均的でした。いたって「普通」という感じ。ただ魚料理のオレンジ風味のソースが個人的にお気に入りです。

実は口コミでは夕食のコース料理の配膳タイミングについての苦言が多く、料理と料理の配膳間隔が長すぎるとの声を目にしたのですが、この日は宿泊客が少なく余裕があったのか、食べ終わったタイミングを見てスムーズに進行されていました。混んでいる日は待ち時間が長いのかもしれません。

朝食はビュッフェ形式。いつも朝はお腹が空かず、お昼頃にならないと食べれないのですが、なんとか深夜にトイレに行きまくり(これは病気だからできることかも)、朝食ビュッフェに参加できました。和食、洋食どちらも並べられており、特にスイーツの種類の多さが楽しいポイントでした。気になるおかずは1口ずつでもすべて食べたかったため、パンやご飯は我慢。しかし山梨名物ほうとうだけはいただきました。もちろん地域の有名店で食べた方が美味しいのでしょうが、せっかくの旅行なので、少しでも触れることができてよかったです。いつもならライブキッチンでオムレツを焼いていただけるようなのですが、この日はすでに出来上がったものが並んでいました。早めの時間に行ったのだけど...冷えていたのでこれだけは残念。冷たいせいで薄味のチーズソース、葱風味のソースとの相性も良くなく感じ、これならケチャップにしておけば良かったかな...と思いました。

さてこのお宿、ビジネスホテルのドーミーインと同じ共立メンテナンスが運営しているリゾート部門のお宿です。ドーミーインといえばいろいろな無料サービスや豪華な朝食、都内なのに温泉に入れたりで有名なビジネスホテルですが、ここでも無料のサービスが用意されていました!

まずは夕食後、深夜の夜鳴きそば(ラーメン)。ドーミーインでは醤油味しかありませんが、ここではトマト味か醤油味かを選択できました。満腹になった夕食後、3時間半ほど経っていたので、温泉に入ったりして気を紛らせ、がっつりラーメンもいただきました。トマト味は薄味でさっぱりしていました。

そして湯上がりのアイスキャンディやピルクル。大浴場や貸切風呂の近くに設置されていて、温まった身体に染みます。何より子ども舌な私はこういうのが大好き。

その他、ロビーにウエルカムドリンクとして、チェックインの時間帯に冷たくて甘くて美味しい果林水やレモン水が置いてあったり、24時間使えるコーヒー&ココアメーカーが置いてあったり。ビジネスホテルでも部屋にケトルやドリップコーヒー類は置かれていますが、どうしても面倒で使わないことが多いのです。しかしロビーに置いてあり、ココアまで作れるのは神。深夜まで利用させていただきました...。部屋に持ち帰るも良し、富士山の見えるロビーのソファでくつろぐのも良し、という感じでした。早朝、誰もいないロビーで富士山を見ながらいただいたホットココアが至高の美味しさでした。

宿泊の感想としては、「コスパ最高」。そしてストレスフリー。繁忙期を避ければ、館内の各所でめちゃくちゃ静かにくつろげます。また、今回一緒に行ったのが外国人で、日本語が一切わからない人だったのですが、前日にその旨を連絡したからなのか、チェックインの際に目にしたからなのか、夕食時には英語表記のコースメニューを特別に作っておいていただけたり、担当のサーブスタッフにバイリンガルの方を配置してくださっていて料理の説明を英語でしていただけたり(フレンチ料理の説明など私には不可能)、リゾートホテルならではのおもてなしを感じました。

そして、これはホテルとは関係なく、富士山パワーについて笑

今まで一度も富士山近辺に旅行したことがなく、新幹線から見るか、晴れた日に高層ビルの屋上から見るか、程度だったのですが、実物を目の前にすると何故か感動して元気をもらえる感じ。これは私が大人になった証拠なのでしょうか。

また、最近体調が良くなく(コロナとか関係なく、前述の通り胃腸の炎症系の病気で)、腹痛・吐き気に悩まされたり、全身の関節が痛かったりしていたのですが、温泉入ったら全身の痛みが無くなったことが驚きでした。いつもの家での入浴と違って、いつまでも体が温まっている感じ。(家に帰る頃には痛み復活でしたが)


時々の温泉旅行、大切。


秋葉原ワシントンホテル

秋葉原ワシントンホテル

宿泊年月:2022/2

お部屋:セミダブルルーム

金額:6,000〜7,000円程/2名

オプション:なし

土曜日に急遽宿泊が必要となり、前日・金曜日の夜に予約。

部屋は必要最低限、という感じで狭いですが、13階の最上階。フロアマップを見ると、最上階にも小さな部屋が並んでいたので、シングルやダブルでも最上階に通されることもあるのかもしれません。私が宿泊した部屋の窓は岩本町や小伝馬町方面だったので夜景が綺麗とまでは言えませんが、解放感はあります。

立地はJR、つくばエクスプレス秋葉原駅を出て徒歩1分のレベル。屋根続きではありませんが、出口を出て信号を渡ればすぐです。

ロビーには外貨の変換機も設置。新聞ももちろんあります。オリンピック中でしたので、手書きの可愛い天気予報の他に、スタッフによる日本の選手団への応援メッセージが毎日掲出されているようでほっこりしました。

期間限定でしょうが、女性客のみサンプルのゼリードリンクをいただけました。

ロビーの階にはアイロン、アイロン台、電子レンジ、お酒の自販機。各階にはペイチャンネル用の自販機(懐かしい)、ソフトドリンクの自販機が設置されていました。

宿泊者が少ないようで、廊下・室内共にとても静かでした。そのため隣の音などは聞こえないので壁の薄さは分かりかねます。

部屋に入るとすぐ棚があり、ケトルやファブリーズ、スリッパ、靴べらなどが置かれています。ケトルはここですが、ドリップコーヒーや煎茶のパックなどは部屋の中の棚です。クローゼットは無し。コップ・グラスはおそらくコロナ対策ですべて紙コップです。

窓際に丸テーブルと椅子が2つ。テレビの画面は部屋のサイズにぴったりな感じ。空気清浄機はありますが、加湿機能はついていないようで、乾燥で体が死んでしまいました。

バス用アメニティも最低限。スキンケア系は持参が必要です。ドライヤーは定番・Panasonicのイオニティ。イオンは出ますが風圧は弱めなので、髪の量が多い私は毎回悩まされています。バスタブは165cmの私がきっちり足を伸ばせるサイズ。家のバスタブより大きいので、珍しくビジネスホテルのお風呂なのに入浴しました。シャワーはヘッドが大きく、水量はあるが水圧は弱め。バスルームは3点ユニットバスです。

セミダブルルームは片側しか枕元にコンセントがないので、一人は枕元でのスマホ充電を諦める必要があります。ベッドサイズは150cm。もちろん広くはないですが、私は自身の身幅程度あれば眠れるタイプなので問題なし(この能力に、部屋を予約する者はだいぶ助けられていると思います)。

秋葉原なので飲食店もファストフードから高級店までたくさんあり夕食にも全く困りません。朝食はビュッフェなので惹かれましたが、節約のために我慢。ホテルの建物内にデニーズもあるので、たくさん食べるわけでなければこちらでのモーニングも美味しくてお手頃かも(このデニーズには学生時代からたくさん来ています)。

宿泊してみての感想としては、お安い部屋は最低限のビジネスホテル。しかし立地が最高で、清潔なので、急遽の宿泊が必要になった際にはうってつけ。機会があればまた宿泊したいです。秋葉原ならでは...という感じでコミック読み放題のプランや、オンラインゲーム用のお部屋もあるみたいです興味があります。


両国 江戸遊

江戸遊(両国)

訪問年月:2022/1

お部屋:なし

金額:入館料2,700円/1名

オプション:飲食1,000円〜

ホテルではありませんが、平時であれば宿泊利用もできる施設のためレポを残します。

行きつけだった歌舞伎町のフリースタイル激安岩盤浴が閉店してしまって以降、岩盤浴難民だった私。優先事項は効果効能や清潔感(映え)ではなく、時間制限なく岩盤浴利用できる、ということなので、1回1、2時間の利用では満足ができないのです。

江戸遊は高級スーパー銭湯として前々から名前や場所は知っていましたが、無限岩盤浴ができることは知らず、この度初利用となりました。

利用したのはまたしてもコロナで東京にまん防が発令されたあとの土曜日。自律神経の乱れから全身の痛みや腫れ、眩暈や吐き気、急に出る涙や鬱思考をどうにかしないと、と思い体に鞭を打って両国まで向かいました。混雑していたら絶対にリラックスできない、と予想し、岩盤浴オープンの11時前に入館。脱衣所で着替えて11時に岩盤浴スペースに向かいます。江戸遊には男女共用、無料で利用できる岩盤浴が2ヶ所ありますが「白珪房」という1つ目の岩盤浴場の前にはすでに待機列。しかし「月光房」という岩盤浴のお部屋はガラガラ。効果効能や寝るスペースの作りが多少違うとはいえ、こうも人気が偏るものでしょうか。私はもともと「月光房」目当てなので助かりました。

私の岩盤浴利用スタイルは誰にもおすすめできるものではありません。本来であればこまめに水分補給したり、15分毎くらいに外に出て休憩をしたり、という使い方をするのが理想なのでしょうが、私はとにかく寝ます。眠ります。再び目覚めることがなければそれまでです。以前通っていた歌舞伎町の岩盤浴は激安フリースタイル店だったためスマホの持ち込みも可、漫画なども自由に持込め、夜職関係の若者や外国人でガヤガヤしていましたが、江戸遊の岩盤浴は薄暗くスマホも持ち込めませんし、偶然にも喋る人もおらず、静かに穏やかな時間を過ごすことができました。おかげで1時間半程眠ったところで、汗が耳に入り、不快感から目を覚ましました。

普段あまり汗をかけない私、1年分レベルの汗をかいたところで次は大浴場です。時間はちょうどお昼過ぎ、ランチタイムのためまだまだ人は少なめ。常連で地元に住んでいるのであろう30〜50代の女性たちがそれぞれ一人で入浴されている感じでした。お風呂は内風呂が3種(+水風呂、足湯)、露天風呂が2種。

まずは「高濃度炭酸湯」へ。最初から正解。私は湯船に浸かるのが苦手なのですが、このお湯はぬるめでなおかつたくさんの炭酸の泡が一瞬で体を包み、不思議な感覚でした。

次は「ジェットバス」。足ツボができるように一部、石がゴツゴツ埋め込まれている床になっています。ここは温度が熱く、ジェットが痛いので心身共に死にかけている私には刺激が強くすぐ退散。

次に、屋外にある「寝湯」へ。女性用大浴場は「露天風呂」と言っても天井の一部がひょうたん型に抜かれて空が見えるだけで、土地柄景色などは一切見えません。寝湯の一番奥の席は唯一空が見えるベストポジションで、ぬるめのお湯に浅めに浸かりながら青空に流れていく雲を見ている時間は最高でした。どれだけ入浴していてものぼせないので、これも正解です。

最後に一瞬だけ、同じく露天風呂である「漢方薬湯」へ。臭いが独特なこと、そして温度が熱めなため入るのを躊躇しましたが、効果効能に「リユマチ」があり、関節の腫れや痛みに悩んでいたため我慢して少し入りました。

サウナは2ヶ所、また水風呂、超簡易的な足湯(自分で湯を溜めます)、足湯でできる泥パックなどがありましたが今回はきちんとは利用していません。

さて、平時でないとはいえ土曜日の午後になると、女性専用フロアにも友達同士できた2、30代の若い女の子たちのグループが増え、浴室内も脱衣所もガヤガヤしてきました。私は他人のコロナ感染予防対策への心がけについてあまり過敏なタイプではないので、黙浴ができていなかろうが、脱衣所でベラベラ喋っていようが、少なくとも平時であれば無問題なことに対しては気にならないタイプなのですが、とはいえ精神的に参っていたため、さっさと静かな場所でゆっくりしなくては!と休憩スペースへ。女性専用フロアには、ワーキングスペースにもなる明るめのお部屋と、リクライニングチェアが設置された薄暗いお部屋があり、私は後者で空いている場所を見つけ、(大変自分勝手ながら)若者たちが少なくなるであろう夜の時間帯までくつろぐことにしました。リクライニングチェアは3列シートで、大体人間は真ん中を開けて(新幹線のA〜C席のように)座りますから、たとえ2、3人組で来ても、なかなか連番は難しく、各々開いているシートで休むことになります。おかげでこのスペースでは雑音がほぼなく、大変リラックスすることができました。

夜も18時を過ぎ、脱衣所からもあまり団体客の声が聞こえなくなってきました。私は朝から水分以外何も口にしていなかったため、お食事処「北斎」へ。蕎麦と揚げ物を頼みました。味はごくごく普通、その割には値段は高めですが、健康ランドの食事とはそういうものだとわかっているので文句は一切ありません。カウンター席だったので、まわりのお客さんと同じようにスマホで動画を見たりしながら食べました。時間的に当たり前ですが、店内はほぼ満席で「うわ、これは下町の大衆居酒屋!」という感じの客層、雰囲気でした。そしてここに来てようやく、男性客の多さ、カップル客の多さに驚きます。とはいえ老いも若きも皆「東京の東側の人」って感じです。

食事を終えて19時前、再び岩盤浴「月光房」へ。朝よりは人が多いものの十分にスペースは空いており、またカップルや友達同士で利用しているのにも関わらず相変わらず静かでまたしても熟睡。20時過ぎに目を覚ましました。数時間経っていたとはいえ、お風呂で体全体が温まっていたのが良かったのか、朝よりも多くの汗が出ていました。

家に帰る前にもう一度入浴をしようと大浴場へ。やはり午後の混雑時とは違い、人は少なめで落ち着いた雰囲気。露天の寝湯が空いていることに気付き、寝湯のベストポジションである一番奥の席で何もない夜空を眺めます(星は3つだけ見えました)。気づけば1時間、寝湯にいました。寝湯は4人使用できるようになっていますが、常に2席は空いていたので迷惑はかけていないと思います...たぶん...。ポジションは早い者勝ちです。

シャンプーはPOLAです。私物を持っていかなかったので使用しましたが、特別良くも悪くもありません。1、2回の利用であれば全く問題ないと思います。ドライヤーはしょぼいので乾きません。これはビジネスホテルなどでも大変悩まされる問題。私は髪が多いものの長くないのでまだマシですが、こういうの、ロングヘアの方々はどうされているのでしょうか。パウダーコーナーにはコンセントもあったので、ドライヤーやヘアアイロンを持参することも可能かと思います。置いてある化粧水、乳液、ヘアトリートメント(ドライ用のスプレータイプのやつ)はごく普通のものなので、乾燥などが気になるのであれば持参が吉。

江戸遊、楽なのが、下駄箱の鍵で館内での自販機の利用や食事処での飲食ができ、最後に自動精算機で会計が終えられるところ。自販機のドリンクは安くはありませんが、いつでも欲しいと思った時にワンタッチで購入できるのは便利です。また平時であれば朝まで営業しているため、綺麗な館内で宿泊もできます。可能であれば平日に利用したいですが、無理なのであれば朝と夜が混雑を避ける狙い目。館内は5階建てですが広くないので、平時の土日などどうなってしまうのか想像ができません。おそらく岩盤浴は無限使用できなくなるはずです。とりあえず、コロナ禍が続く限りは定期的にお世話になりそうです。