ラビスタ富士河口湖

ラビスタ富士河口湖

宿泊年月:2022/2

お部屋:ローズダブル

金額:35,000円程/2名※夕食時のドリンク代が別途発生

オプション:夕食・朝食付き

いつものお安いビジネスホテル・シティホテルを離れて山梨県河口湖のリゾートホテルに宿泊しました。(奮発した!)

人気のホテルですが、コロナ禍ということ、また金曜日の夜に宿泊したため、宿泊客は少なめなように感じました。

ホテルの魅力はほぼ全室に富士山が見えるビューバスがついていること。そして温泉もあります。1泊では物足りないほどのホテルです。

私たちは一番安い(お決まり)ローズダブルのお部屋に宿泊しましたが、富士山と河口湖が一望できる露天風呂付きで大満足。しかし一番お安いお部屋ですから、シャワーは屋外(露天風呂の横)にしかなく、真冬にシャンプーなどしようものなら凍死してしまうであろう造りです。外は夜にマイナス○度になるような地域ですが、熱めのお湯を張ることができる露天風呂なため、入浴中は寒くありません。何日も前から他の宿泊者の写真などをインスタで漁っていましたが、写真で見るより実際に見たほうが部屋から見える富士山は大きく、迫力があります。

部屋にはダブルベッドが1台。部屋の広さはビジネスホテル並みですが、洗面台と別に、部屋の中にシンクがあったり、リモコンで操作できるレプリカの暖炉があったりとリゾートホテル感を感じることができました。

お風呂は大浴場の他に、4つの貸切風呂と1つの岩盤浴があり、予約も不要で空いていればいつでも入浴できます。4種中、3つのお風呂は温泉です。天然温泉と記載はありますが、こだわりがあるわけではないのか、泉質の説明や効果効能は大きく謳っておらず、お湯の匂いや色、感触も沸かし湯と変わらない感じ。ただ、沸かし湯とは比べ物にならないくらい体はポカポカします。3つの貸切風呂(温泉)に入りましたが温度は高め。しかし窓を開けて半露天状態にすることができるため、上手く利用してのぼせないようにできました。(※窓を開けると別館の上層階のお部屋から丸見えなため、位置や開ける幅は注意が必要です。)予約制ではありませんが、どの時間帯に行ってもどこかしらのお風呂は空いていて楽しめました。注意点としては、貸切風呂にはボディソープしか置いていないため、シャワールームが無い部屋に宿泊していて、大浴場を利用できない人の場合は、シャンプーを持ち込む必要があります。ちなみにボディソープが香水のような好きすぎる香りで、売店で買うかすごく悩みました。

大浴場はシャンプーをするため早朝5時半に訪れましたが、サウナと水風呂、そして外気浴もできる露天風呂もあるためサウナ好きにも良さげ。私はサウナが苦手なので利用しませんでしたが...。大浴場の露天風呂は3、4人で利用できる大きさのジャグジーと、1人用の窪み(?)が3つ。立てば富士山が見えるのですが、お湯に浸かってしまうと目隠し用の樹木の壁で見えなくなってしまいそうでした。侵入者(虫)用の網が置いてあるのも可愛かったです。きっと田舎の露天風呂あるあるですね。

夕食は地元産野菜なども使用したフレンチのコース。お腹の病気で少食な私には十分すぎる量で、パンは初めに2ついただきましたが、1つは連れに食べてもらいました。5種の前菜、スープ、魚料理、肉料理、チーズの盛り合わせとデザート。よほどの大食いでなければお腹も膨らむ量だと思いますが、余裕がある人は炊き込みご飯とお味噌汁もいただけます。お野菜は美味しく感じましたが、料理の味はどれも平均的でした。いたって「普通」という感じ。ただ魚料理のオレンジ風味のソースが個人的にお気に入りです。

実は口コミでは夕食のコース料理の配膳タイミングについての苦言が多く、料理と料理の配膳間隔が長すぎるとの声を目にしたのですが、この日は宿泊客が少なく余裕があったのか、食べ終わったタイミングを見てスムーズに進行されていました。混んでいる日は待ち時間が長いのかもしれません。

朝食はビュッフェ形式。いつも朝はお腹が空かず、お昼頃にならないと食べれないのですが、なんとか深夜にトイレに行きまくり(これは病気だからできることかも)、朝食ビュッフェに参加できました。和食、洋食どちらも並べられており、特にスイーツの種類の多さが楽しいポイントでした。気になるおかずは1口ずつでもすべて食べたかったため、パンやご飯は我慢。しかし山梨名物ほうとうだけはいただきました。もちろん地域の有名店で食べた方が美味しいのでしょうが、せっかくの旅行なので、少しでも触れることができてよかったです。いつもならライブキッチンでオムレツを焼いていただけるようなのですが、この日はすでに出来上がったものが並んでいました。早めの時間に行ったのだけど...冷えていたのでこれだけは残念。冷たいせいで薄味のチーズソース、葱風味のソースとの相性も良くなく感じ、これならケチャップにしておけば良かったかな...と思いました。

さてこのお宿、ビジネスホテルのドーミーインと同じ共立メンテナンスが運営しているリゾート部門のお宿です。ドーミーインといえばいろいろな無料サービスや豪華な朝食、都内なのに温泉に入れたりで有名なビジネスホテルですが、ここでも無料のサービスが用意されていました!

まずは夕食後、深夜の夜鳴きそば(ラーメン)。ドーミーインでは醤油味しかありませんが、ここではトマト味か醤油味かを選択できました。満腹になった夕食後、3時間半ほど経っていたので、温泉に入ったりして気を紛らせ、がっつりラーメンもいただきました。トマト味は薄味でさっぱりしていました。

そして湯上がりのアイスキャンディやピルクル。大浴場や貸切風呂の近くに設置されていて、温まった身体に染みます。何より子ども舌な私はこういうのが大好き。

その他、ロビーにウエルカムドリンクとして、チェックインの時間帯に冷たくて甘くて美味しい果林水やレモン水が置いてあったり、24時間使えるコーヒー&ココアメーカーが置いてあったり。ビジネスホテルでも部屋にケトルやドリップコーヒー類は置かれていますが、どうしても面倒で使わないことが多いのです。しかしロビーに置いてあり、ココアまで作れるのは神。深夜まで利用させていただきました...。部屋に持ち帰るも良し、富士山の見えるロビーのソファでくつろぐのも良し、という感じでした。早朝、誰もいないロビーで富士山を見ながらいただいたホットココアが至高の美味しさでした。

宿泊の感想としては、「コスパ最高」。そしてストレスフリー。繁忙期を避ければ、館内の各所でめちゃくちゃ静かにくつろげます。また、今回一緒に行ったのが外国人で、日本語が一切わからない人だったのですが、前日にその旨を連絡したからなのか、チェックインの際に目にしたからなのか、夕食時には英語表記のコースメニューを特別に作っておいていただけたり、担当のサーブスタッフにバイリンガルの方を配置してくださっていて料理の説明を英語でしていただけたり(フレンチ料理の説明など私には不可能)、リゾートホテルならではのおもてなしを感じました。

そして、これはホテルとは関係なく、富士山パワーについて笑

今まで一度も富士山近辺に旅行したことがなく、新幹線から見るか、晴れた日に高層ビルの屋上から見るか、程度だったのですが、実物を目の前にすると何故か感動して元気をもらえる感じ。これは私が大人になった証拠なのでしょうか。

また、最近体調が良くなく(コロナとか関係なく、前述の通り胃腸の炎症系の病気で)、腹痛・吐き気に悩まされたり、全身の関節が痛かったりしていたのですが、温泉入ったら全身の痛みが無くなったことが驚きでした。いつもの家での入浴と違って、いつまでも体が温まっている感じ。(家に帰る頃には痛み復活でしたが)


時々の温泉旅行、大切。